そば処 一耕@太宰府 ~田舎が出来ない理由とは~ 

釜揚げそば 950円 ☆4.0
太宰府市観世音寺1-7-6 11:00~15:00(土日のみ予約にて夜営業) 月曜定休(祝日は翌日振替)

今日のお昼はようやく新蕎麦の張り紙が出た「一耕」へ。先客1組、後客無し。壁に貼られた掲示によると、今日の蕎麦は福井県の丸岡在来種。メニューを見ると「カレー南蛮そば」「そば御膳」などの新メニューも増えているが、せっかくの新蕎麦なのでより野性的にいただこうと「田舎そば」をオーダー。するとしばらくして店員さんが席に来て、田舎はまだ新蕎麦ではありませんがよろしいですか、との事。うーむ、仕方ない、ならばと「釜揚げそば」にオーダー変更。待ってると先客に届いた蕎麦から、ダシの香りがここまで届いてくる。うわぁ温かい蕎麦もいいなぁ、今度来た時に頼もうかな、とメニュー表開こうとしたら俺の蕎麦登場。
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卵黄が入った蕎麦猪口に熱いつゆを入れ、丼から蕎麦を掴み、お湯をなるべく払いながらつゆにつけ、口に運ぶ。十割の蕎麦は細さの割りにはかなり強めのモッチリ感、そして風味は香りよりも甘さが強く出たタイプ。優しくそして力強い味わい。つゆは辛口だがダイレクトではないまろやかな辛さで、蕎麦の甘さをさらに引き立てる。丼も大きめで、蕎麦の量も多めなのが嬉しいところ。七割くらい食べたあたりで、温まって味が濃くなった卵黄を割り、蕎麦を絡めて手繰る。この濃厚なコクに、蕎麦とつゆがしっかりと渡り合っている。結局薬味を使うことなく蕎麦完食。湯桶で運ばれた濃厚な蕎麦湯でつゆを割り、ネギを入れて卵黄の余韻が残ったつゆの味を楽しむ。飲み干したら蕎麦徳利に残して置いたつゆを猪口に入れ、今度はレモンを搾り入れ、さらに蕎麦湯で割って、つゆとレモンの相性を確かめる。
食後に店主さんが話してくれた事だが、この店の田舎そばは蕎麦の実の回りの甘皮を練り込んでるそうで、新蕎麦出来たての時季は甘皮があまり出来てないから田舎そばは作れない、との事。なるほど、すごく腑に落ちた。よし、次は田舎そばが出来そうな時季に、温蕎麦を頂きに来ようかね。

そば処 ひなた@美野島 ~移転して移転して~ 

もり 700円 ☆3.5
福岡市博多区美野島3-5-20 11:00~15:00&17:00~22:00 不定休
Facebookあり

今日の新蕎麦は今年移転オープンした「そば処 ひなた」。その前身は中洲にあった「中洲 そばの実庵 ひなた」であり、さらにその前は西中洲にあった「手打蕎麦 日向.」だった。今の蕎麦メニューはこんな感じ。
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オーダーは迷わず「もり」。すると割と早いタイミングでつゆと薬味が出される。別に蕎麦と一緒に出さなきゃいかんわけでもないのだが、結構珍しい提供スタイルではあるな。
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宮崎産を中心とした蕎麦粉で打った、恐らく十割の蕎麦は、細めの麺線の割りにはしっかりとした歯応え。風味は甘さよりも香りが強く立っている。つゆはスッキリとした風味、甘辛いずれも控えめで、多少多めに蕎麦に浸けても蕎麦の邪魔をしない。薬味の白ネギは甘さも辛さも歯応えも残してあるタイプ。食後は別誂えであろう、濃いめの蕎麦湯でつゆを最後まで楽しむ。
味はいいです。つゆの量も不足と感じないくらい。気になったのは、終盤に短く切れた蕎麦がそれなりに見られたこと。そしてそれを取ろうとしても、細い麺がざるの隙間に引っかかってなかなか取れないこと(笑)。今度は温かい蕎麦でも狙ってみようかな。

ぷち麺にゅーす
・一風堂が東京で展開する、日本酒とラーメンの立ち呑みコンセプトショップ「一風堂スタンド」が来年2月上旬、福岡に。場所は現在休業中の、一風堂西通り店の1階部分。ラーメン屋としての一風堂は2階に入るようです。
・リンガーハット一部店舗で「あんかけちゃんぽん」500円+税、を提供中。大橋店限定で出してたヤツかな? 提供店舗では店頭に幟が出てると思います。

そば処 山月@白木原 ~たまにはセットでも~ 

もりそば ミニ呉豆腐付 800円 ☆4.0
大野城市白木原3-10-1 11:30~14:30 日曜月曜火曜定休

今日のお昼はこないだ新蕎麦の張り紙を見かけた「山月」。先週から、福井産の新蕎麦を打ち始めたんですって。オーダーはいつもなら「温もりそば」だけど、今日は冷たいのが食べたいんで「もりそば」で、さらに呉豆腐付きのセットにしてみる。ここで呉豆腐食べるのはじめてかな。
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細打ちの蕎麦は、今日はちょいと麺線短めかな。枯れ草のような香りと、わずかなモッチリ感の奥からわき出す甘さがなんとも新蕎麦。つゆは江戸前っぽい辛口、蕎麦の風味を引き立てつつ、後からかすかなダシの風味が追ってくる。薬味のワサビやネギも丁寧な仕事、特にネギは程よい辛さと少々の甘さ、そしてシャキッとした歯応えが蕎麦とも好相性。呉豆腐はそばつゆ仕立て、箸に激しく抵抗する超モッチリ感、そして豆乳の甘さがそばつゆとマッチ。食後は別立ての濃厚な蕎麦湯、蕎麦に勝るとも劣らぬ風味の強さでつゆを最後まで味わう。
昔は知る人ぞ知る小さな店だったが、今日はほぼ満席の賑わい。みんな新蕎麦待ってたのかな。さらにもりそば650円という価格、そして店主さんご夫婦の温かい接客もこの店の魅力。今冬中にまた来たいなぁ。

蕎麦処 一閑人 & 中華めん 湯湯 @久留米 

今日の麺ドラは久留米方面へ。まずはFacebookで新蕎麦情報をキャッチしていた「一閑人」へ。いつもはそんなに客が多くない(失礼)この店だが、今日は客足が絶えず常に7~8割の席が埋まってる感じ。店主さんと軽く会釈し、メニューを見る。毎月末2日限定で出している晦日蕎麦「きのこ蕎麦」も気になるが、やはり新蕎麦、ここは「釜揚そば」をオーダー。
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むはー、運ばれた時から漂う蕎麦の香りよ! 流石釜揚げよな! 麺線調った細めの蕎麦を手繰れば、鼻に抜ける香り、噛みしめるほどに感じる甘さ、そして釜揚げならではのモッチリ感。続いてつゆに浸して啜る。江戸前の辛口のつゆが、蕎麦の甘さをさらに引き立てる。終盤は、別皿になってた卵の黄身をつゆに入れて割り、蕎麦を絡めて啜る。辛口のつゆに濃厚な黄身の甘さとコクが加わり、蕎麦とのハーモニーを奏でる。麺完食後は蕎麦湯、まずは黄身が残ったつゆの甘さと辛さのコンビネーションを味わい、最後は徳利に残しておいたつゆだけを蕎麦湯で割ってキリッと締まった辛さとダシの風味を楽しむ。
いやぁ蕎麦は美味いし店は賑わってるし、いいですねぇ。願わくば店が繁盛しつつも、俺が来た時は並ばずに食べられますように(強欲)。

蕎麦処 一閑人
釜揚そば 850円 ☆4.5
久留米市宮ノ陣町五郎丸1577-7 11:00~15:00 火曜定休


二麺目は「湯湯」。あれ、前回来た時と見た感じが違う。建て替えはったのかな。店内も真新しい感じだし。老夫婦がのんびりとやってる感じの雰囲気。オーダーは、前回は汁そば食べた気がするんで今日は「汁なし坦々麺」。しかしブログ書きつつ調べたら前回も同じメニューだったのだ。とほほ。
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しっかり混ぜていただく。おっ、麺の下からキャベツの千切りが出てきたぞ。麺は細ストレート、コリッとした歯応えで、卵麺っぽく麺自体の味も強め。そこに絡む味は、ゴマやナッツのコク、唐辛子系の辛さ、花椒のシビレ、塩気もしっかり利いていて、それらが麺の甘さと絡んで実に好相性。具は茹でモヤシ、キャベツ千切り、チンゲンサイ、薄焼き卵。それらは全て強めの味付けを抑えつつ、歯応えで楽しませてくれる。肉の類が無いのがちょい残念かな。
麺自体が美味いんで、他のメニューも期待できそうな予感。会計時に「皿うどん」の麺を聞いたところ、パリパリでもなくチャンポン麺でもなく、(恐らく)今日と同じ麺を焼き付けているらしい。よし、次はそれだな。

中華めん 湯湯
汁なし坦々麺 630円 ☆4.0
久留米市西町490-1 11:00~21:00 不定休


その後は王を狩るドライブ。
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第一の王「王リンギ」は捕獲に成功するも、
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第二の王「秋王」は取り逃がす。次回こそ必ず!

手打ち蕎麦 蕎花@那珂川 ~消えたメニューと新メニュー~ 

鳥せいろ 800円 ☆4.0
筑紫郡那珂川町西畑323-3 11:00~15:00 木曜定休(祝日は翌日振替、積雪などで臨時休業あり)

先日通りがかった時に、新蕎麦の幟が立っていたのは確認していた。というわけで今日のお昼は「蕎花」。開店10分後くらいの入店なので先客ゼロ、後客1人。メニューを見てみると……あ、目当てだった「鴨せいろ」が無くなってる。900円って価格も魅力的だったのに。代わりに「鳥せいろ」がメニュー入り。他に「水そば」ってのもあるけど、これはざるの代わりに氷水の中に蕎麦が入った感じっぽい。まあ仕方あるまい、「鳥せいろ」をオーダー。待ってる間、蕎麦茶を啜りつつ揚げ蕎麦をかじる。ここの揚げ蕎麦はかなり軽やかな食感で好きなタイプ。
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蕎麦粉は北海道は余市産のキタアカリ。ファーストタッチは弱いが噛みしめると後から後から香りと甘さが出てくる感じ。蕎麦の麺線も整っていて、最後に短く切れた蕎麦が皆無ってのが見事。口当たりも滑らかだし。つゆはかえし強めの辛口、そこに鶏の油が加わってコクが増している。とはいえ辛すぎでもないので、蕎麦を浸け過ぎても問題は無い。具は鶏モモ肉4切れと焼いたネギ。鶏肉は硬すぎず、程よい歯応え。柚子胡椒をつけて食べるのがいいね。ネギは短めに切られていて、結構トロトロに柔らかく甘い。蕎麦の量も結構多め、完食後は蕎麦湯でつゆを最後まで味わう。
鴨が無くなったのは残念だけど、それでも味・量・値段のバランスの良さは抜群、そして景色も抜群。次はかけそばと天丼のセット(確か1,000円)チャレンジしてみようかな。