七山里味庵@大善寺 & 純豚骨らーめん 豚八@大川  

今年最後の麺ドラは筑後方面へ。まずは「七山里味庵」。古民家改装型で靴を脱いで上がるが、和室にテーブルと椅子が置いてあるタイプ。オーダーは普通に「ざるそば」を。
17122400.jpg
まず先付に漬物と、おろし金とその下にピンクロックソルト。大根の漬物は塩気も程よく、歯応えも柚子の香りもいい感じ。ポリポリ囓ってると麺登場。
17122401.jpg 17122402.jpg
麺線はやや乱れがあるが総じて細めで長め。まずは岩塩をガシガシ削ってみるが……削れてるかわからんし蕎麦にかかってるかもわからん。思い切りガシガシやって蕎麦を手繰ると、つゆでマスキングされない分だけ蕎麦自体の野趣や荒々しさが立って、塩気で蕎麦の甘さが引き立つ。ただ、普通にパウダーソルトで出してもらえた方が食べやすいかな。続いてつゆで味わうと、恐らく粗挽きの十割であろう、蕎麦の甘さや香りをつゆが存分に引き立ててくれる。薬味もちゃんとしてるし、蕎麦の量も全く不満を感じないくらい。食後は蕎麦湯でつゆを伸ばして味わうと、これがまた驚くほどにつゆの旨味を感じる。
はじめて食べた時ほどの衝撃はないけど(そういやあの時は先付もなかったし、淡口醤油が出てたな)、それでも今年食べた蕎麦の中でも屈指の力強さ。というわけで「今コレ! '17」蕎麦部門は「七山里味庵」とさせて頂きます~。ちなみに次点は「さ乃」「おおまがり」でした。

七山里味庵
ざるそば 950円 ☆4.0
久留米市大善寺町宮本343-1 11:00~15:00&17:00~21:00OS
HPあり


さてここから南下。続いては「豚八」へ。先客はちょうどはけたところでゼロ、だが俺が出る頃にはほぼ満席に。オーダーは迷わず「ラーメン(並)」で。
17122403.jpg 17122404.jpg
麺は細ストレート、加水率多めなのか張りがある歯応えで口当たりも滑らか。ちょっと今風の麺かな。対するスープはしっかり炊き込んで髄も油も溶け込んだ感じ、かなりの濃厚さだが臭みはなく、でも今日は塩気が控えめで締まりが弱いかな。注文後に切るチャーシュー2枚は大きめで厚みもあり、レア感がありモッチリジューシー。好みによってはスープに浸して熱を入れるのもアリだろう。さらにキクラゲもフレッシュなネギもたっぷりで、これでワンコインってのは超嬉しい感じ。
はじめて食べた時ほどの衝撃はないけど(そういや背脂カリカリがなくなってたな)、それでも今風とイニシエ風がハイレベルで入り交じりつつのワンコイン。というわけで「今コレ! '17」豚骨部門は「豚八」とさせて頂きます~。ちなみに次点は「らーめん満生」「博多玉」でした。

純豚骨らーめん 豚八
ラーメン(並) 500円 ☆4.0
大川市一木621-14


ぷち麺にゅーす
・俺が一時期ハマってた「らーめんGAKU@六ツ門」、店主さんの負傷で一時期お弁当屋に転身してましたが、この度家業を継ぐために正式に閉店となりました。もう一度あのラーメンとつけ麺を食べたかったなぁ。
17122405.jpg

海物山物@博多駅前、そして蕎麦日本酒会 

醤油らぁめん 700円 ☆4.0
福岡市博多区博多駅南3-17-6 11:30~14:00(夜は居酒屋営業)

17120200.jpg
炊き餃子やらウニ巻きサーロインやらレア豚ステーキやら、いろんなジャンルで名物メニューを輩出し続ける「わらび野グループ」の店の一つ「海物山物」がランチタイムに醤油ラーメンを最近出し始めたそうで。行ってみたらなんですかこの豪華なお店は。入ったら余裕あるカウンター席ではなくテーブル席に案内されたんですけどなんか落ち着かないですよ。メニューは「醤油らぁめん」「おにぎり」のみ。昨夜の飲み会の影響で腹具合に余裕はないんで「醤油らぁめん」のみお願いする。
17120201.jpg 17120202.jpg
麺は中太縮れ、口当たりがすごく滑らかで、うどんっぽさすら感じてしまう。麺の量も普通の店の倍近くありそうなボリューム。スープは、まあ、ケモノ系と和風魚介系をたっぷり使ってそうな、複雑で深い味わい。微かにゴマ油の風味も感じたかな。塩気も油っ気も控えめで、飽きの来ない味わい。具はレアチャーシューの薄切りが3,4枚、やや半熟玉子半分、メンマ、海苔、コマツナ。特にチャーシューのモッチリ感がいいね。最後はスープの大半まで完食。
正直言いますと、すごく美味いんだけど無難な美味さ。この店ならではの個性はあるけど、他店より抜きん出た美味さかと言われると、一つ二つ物足りないかな。今後どういう方向に行くのか、それはそれで楽しみだね。

そして夜は蕎麦日本酒会、会場は「蕎麦切りかんべえ@六本松」。
続きを読む

十割蕎麦 さ乃@春日 ~これをフォトジェニックと呼ぶのか~ 

蕎麦とミニ天丼のセット(泡そば) 1,000円 ☆4.0
春日市紅葉ヶ丘西2-52 11:00~15:00&17:30~20:00(夜営業は金土日のみ) 火曜定休

この店の存在を知ったのは、近くの道路の電柱に出されてた広告看板だったかな。今日のお昼は去年オープンした「さ乃」。パティシエとして10年、「十割蕎麦かぜのたみ」で3年修行したという、「十割蕎麦」「スイーツ」「薬膳」をコンセプトとした店だそうで。民家改造型のお店で、玄関から入って靴を脱いで右や左の席に案内される。俺は右側奥のカウンター席へ。蕎麦メニューはこちら。
17111500.jpg
普通の蕎麦もあるが、「泡そば」や「養生そば」のような図抜けて変わった蕎麦もある。他に薬膳前菜やスイーツとのセットなども。俺が気になったのは「蕎麦とミニ天丼のセット」、蕎麦+200円でミニ天丼は嬉しいではないか。というわけでそれを、泡そばでお願いすると「このセットは蕎麦が少々少なくなってますので、男性でしたら大盛をオススメしますが」と店員さん。むぅ、どうしよう……いや、並盛でいいです。
17111501.jpg 17111502.jpg
これがフォトジェニックというモノだろうか。冷たいすめが張られた楕円形の器に蕎麦が沈み、その上の半分は野菜、半分は泡。こんな蕎麦はじめてですよ。蕎麦は十割、まれに見るレベルの極細打ちだがちょい太めのも混じっている。蕎麦粉は北海道は美瑛産、食感はいいのだが風味は新蕎麦にしてはちょい弱め。今年の北海道の秋蕎麦は出来が良くないと聞いたことがあるので、だからなのかな。すめは和風出汁、塩気控えめで美味さはしっかり。野菜はミズナとベビーリーフ、キクラゲ、ネギ、糸唐辛子。キクラゲの歯応えとネギの下処理がいい感じ。泡は軽いレモン風味で、蕎麦や野菜に絡めて食べると面白い。蕎麦の量も普通の店の一人前くらいはあるんじゃないかな。
17111503.jpg
ミニ天丼は確かにミニだが、具はナス・カボチャ・サツマイモ・ピーマン・オクラなど野菜6種類も入っていて満足度が高い。甘辛強めのタレが絡んでるんだけど、器にちょいと添えられた柚子胡椒と相性が抜群にいい。ごはんも少なめだが雑穀米みたいだし。コレはすごく気に入った。
その細さゆえか、終盤千切れた麺が多かったのが惜しいところ。まあこの細さなら仕方ないかな。次は新蕎麦の産地が変わった頃に、どのメニュー狙いで来てみようかな?

蕎麦 おざき@警固 ~やはり釜揚げ~ 

釜揚げ 900円 ☆3.5
福岡市中央区警固1-1-10 11:30~20:30OS 火曜定休
HPあり

昨日の深酒が祟って今日は胃がやや重い。こんな日は蕎麦がいいなと、新蕎麦の張り紙出してた「おざき」へ。北海道は沼田町の秋新蕎麦だそうで。気分的に「もり」かなぁと思っていたが、「釜揚げ」との差額は100円。だったら「釜揚げ」だな。カウンター席ではご老人とご夫婦が昼酒を楽しんでおられる。いいなぁ。
17110400.jpg
蕎麦は二八、細打ちの釜揚げだが意外と麺線はしっかりしていて、もっちりとした歯応えも楽しめる。つゆは熱々で卵黄が浮かぶ。甘すぎず辛すぎず奥にダシを感じる味わいで、新蕎麦のほんのりとした香りや優しい甘さをいい具合に引き立ててくれる。麺の上に浮かぶネギもシャキシャキ感を残しながらいい具合に甘さが引き立っている。中盤には卵黄を割り入れ濃厚なコクを楽しみ、終盤には揚げ玉(恐らく揚げたて)を入れて油っ気と歯応えを楽しむ。蕎麦完食後は濃厚な蕎麦湯でつゆを割り、わさびをつまみつつ最後の一滴まで堪能。
今年の北海道の新蕎麦はイマイチ弱いという話を聞いてはいたが、まあ確かに例年より風味がソフトかも。でも身体の奥から浄化されるような清涼感は流石新蕎麦よね。しかし昼酒うらやましい。この店も肴は逸品揃いっぽいんで、いつか来れたらなぁ。

本格てぬきそば19@イオンモール福岡 ~朝倉の柑橘だよ~ 

木酢そば・さらしな・ぶっかけ 580円 ☆3.5
糟屋郡粕屋町酒殿 イオンモール福岡2Fフードコート 9:00~21:00 無休
Facebookあり

今日のお昼はルクルのフードコートの「てぬきそば19」。先日から、筑前町特産の香酸柑橘類「木酢」を使った蕎麦を提供しているそうで。蕎麦はさらしな、いなか、茶蕎麦から選べるんでさらしなで。温か冷かは冷で。汁無し状態で蕎麦を受け取ったら、自分でタンクからつゆを注ぎ入れる。
17100700.jpg 17100701.jpg
冷たいつゆは関東風と、期間限定ぶっかけ用昆布だしがあるので、昆布だしで。麺は更級、口当たりと歯応えが良く蕎麦の風味は弱め。すめは昆布だしベースで塩気は控えめ、そのままグビグビ飲めそうな程よい美味さ。そこに敷き詰められた木酢から酸味と微かな苦味が移り出る。そのまま食べてもギリ大丈夫な木酢の優しい酸味は、昨日の深酒に疲れた俺の胃にも優しい。さらに千切りでもおろしでもない、鬼おろしの大根が歯応え風味ともにアクセントになる。ネギもあったけどあえて入れなかった。
17100702.jpg
時々、紙コップに取ってあった関東風つゆをつけて食べる。カツオだしが利いたつゆは味的にも強く、舌をいい具合に引き締めてくれる。最後は蕎麦湯(セルフ)も入れて味わい尽くしました。
予想通り、今日の俺の気分に丁度いい味でした。今度は未食の茶蕎麦をいただいてみようかな。

ぷち麺にゅーす
博多区千代4-7-77に「味処 おとう」が10月5日オープン。名物のちゃんぽん750円は生麺使用、和風出汁ベースですって。日曜定休。