そば処山月@白木原 

温もりそば 700円 ☆4.0
大野城市白木原3-10-1 11:30〜14:30 水曜・第1日曜定休

今年食べた店の中から「俺を信じてコレを喰え!」と自信を持って薦める店を、麺の種類ごとに選ぶパクリ企画「今コレ! '05」。今日は麺の中で一番好きな蕎麦部門。テンション上げていきましょう。

白木原駅の裏手、住宅地の真ん中にぽつんと営業している「そば処山月」。美味い蕎麦を手頃な値段で味わえるこの店が今コレ! '05の蕎麦 of the yearである。2週間前の来店時には定休日の壁に敗れて涙を呑んだが、今日はリベンジ。11月からの新メニューである温(あつ)もりそばを注文する。
壁にある掲示によると、北海道の粉を外一で打っているらしい。スポーツ新聞読みながら厨房をチラチラ眺めていたが、麺の茹で時間は10秒以下。一旦水で締められ、温め直された蕎麦が登場。
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温かい盛りそばに温かいつゆ、蕎麦猪口には玉子。玉子が黄身だけでなく白身ごと入ってる以外はごく基本的な「あつもり」スタイルである。
蕎麦猪口につゆを入れ、まずは玉子を割らずに一口啜る。甘み辛みの強いつゆに香る蕎麦を出すこの店だが、温もりにするとますます強さが顕著となる。蕎麦の風味やかえしの辛さなど、ややもすると攻撃的にすら感じてしまう。
続いて玉子を割って一口。すると今度は、玉子の甘みが蕎麦やつゆの強さを押さえ、程良い丸みで包み込んで味をまとめ上げる。これこそが「あつもり」の醍醐味。放っておいたらてんでバラバラな方向に行ってしまいそうな蕎麦、つゆ、玉子の三者が、一緒に口に入る事によって生み出されるハーモニー。
食べる前は玉子の白身が気になっていたのだが、実際食べてみると、いわゆる「白身臭さ」が全く感じられず、ツルンとした食感と大人しい甘みが黄身とは違った味わい。メニューによると、名前は忘れたが名のある玉子を使っているようで、これはこれで好印象。
薬味の柚子胡椒もいいのだが、それ以上に美味いのが、ネギ。微塵切りのネギは、辛みはあるのだがトンガった辛みではなく、辛みの奥に甘さまで感じられる逸品。このネギと香ばしい蕎麦茶が、この店の隠れた名品だと思っていたりする。

そんな感じで、あっという間に完食。釜湯を取り上げた蕎麦湯をいただきながらマッタリする。欠点のないこの店だが、あえて何か言うなら前来た時より蕎麦の香りがちょっと弱く感じたのと、量がやや少なめってあたりか。とはいえ、遠くなく高くなく、駐車場もあり、何より蕎麦が美味い。次は壁に掲示してあるのが気になった「柚子切りそば」を楽しみとしたい。

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