そば季里 史蔵@八女 & 大力うどん@みやま 

今日の麺ドラは筑後。まずは八女の「史蔵」へ。値段と量と味のバランスが高いんで好きな店の一つですよ。開店10分後に入ったが既に満席寸前くらいの客入り。さてオーダーは「冷しかけそば」の予定だったが、数量限定の復興支援「十割そば」ってのがあるな。南阿蘇と豊後高田のブレンドで、売上の一部を復興支援にするらしい。ああ、いいな、それ。ではそれにしよう。
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麺線は十割にしては細く、口当たりも滑らか、歯応えも強め。昔の十割とはイメージがずいぶん変わってきたな。味は夏なんでさほどでもないが、噛みしめれば野趣溢れる蕎麦の荒々しい風味が口の奥に広がる。対するつゆは関東風か、甘さはごく控えめでキレのある味わい。それがまた蕎麦の甘さを引き立てる。浸け過ぎると蕎麦が完敗してしまうタイプだな。そして蕎麦の量も、並の店なら大盛と言われてもおかしくないくらいに多め。完食後は蕎麦湯、かなり濃厚な蕎麦湯でつゆを割ると、先ほどまでの辛さは息を潜め、むしろダシの香りが立ち上がってくる。この変貌ぶりは面白いな。
好きな店に改めて惚れ直す、そんな一杯でした。次はまた改めて、新蕎麦の時期に来てみたいかな。

そば季里 史蔵
十割そば 900円 ☆4.0
八女市本町154 11:30~15:00&17:30~20:00 火曜定休(祝日の場合は翌日)


二麺目は「大力うどん」。筑後のうどんを語る上で必ず名が上がるが、いつも行列してるんで来たことなかったんですよね。今日は一麺目で既に満足しているので、少々待つ事もやぶさかではない。自分が到着した時点で店外の待ちは20人弱、おおよそ10分を待たずして店の入口付近まで歩みを進め、「お一人様いらっしゃいますか」との店員さんの呼び込みで数組を飛ばしてカウンター席に案内される。さてリーズナブルでも知られるこの店、お初なのですめの味を壊さない「月見うどん」か「わかめうどん」を頼もうと思っていたのだが、隣の客が食べてるカレーごぼう天うどんのビジュアルがあまりに魅力的で、思わず「ごぼう天うどん」をオーダーしてしまう。そしてここからもさほど待たず麺登場。
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麺は太麺、厨房を見た感じ釜揚げっぽいな。ふわっと柔らかめなのは表層だけで、芯はかなりハードなモッチリ感。麺線短めで食べやすいが、3本同時には啜れないな。すめは昆布とニボシが中心かな、塩気は控えめだが出汁のパンチが利いているので不足感はない。天ぷらの油っ気にも負けない芯のある味わい。ごぼう天はもちろん揚げ置きだが、極細に切られたごぼうがカラッと揚げてあり、油切れもいいようで、香ばしさとごぼうの土の風味を存分に楽しめる。そして思ったよりうどんの量も多め。まあ丼も大きめだしなぁ。食べ終わる頃には相当の満腹感。
店を出た時も入る前と同じくらいの行列。しかも客層は老若男女。地元に愛される店ってのはこういうモンなんだろうなぁ。次は「カレーうどん」を是非とも。

大力うどん
ごぼう天うどん 290円 ☆4.0
みやま市瀬高町坂田873-1 10:00~21:00 水曜定休(祝日は営業)

三井うどん店@小郡 & 久留米らーめん道 麺志@久留米 

今日の麺ドラは小郡から。まずは新ラーメン店「ラーメンキラメキ」に向かうと、店頭に女性店員さん2人が立っている。呼び込みかなとか思いつつ駐車場に車を入れると店員さんがやって来て、今日はスープの出来が悪いので昼も夜も店を開けられない、と申し訳なさそうに頭を下げながら、替玉無料券が付いた開店告知チラシを渡してくれた。スープ不出来での臨時閉店なんて、店頭に看板出すだけの店がほとんどだろうに、この誠意ある対応は嬉しいね。また今度来てみるとしよう。
さて第二候補どうしよう……あ、気になるうどん屋があったなと東に少々。「大砲ラーメン」小郡店の道挟んでトイメンに今年オープンしたという「三井うどん店」へ。やや殺風景な店内で働くのは老夫婦だろうか。メニューから狙いの「まぜうどん」を探すと……あれ、「冷もできます」とある。ちなみにこれ以外に冷メニューは無い。というわけで予定通り「まぜうどん」を冷でオーダー。他にメニューで面白そうなのは「かまぼこ天」とか「ところてん」とか、「焼きおにぎり」なんてのもあるぞ。ちなみに天ぷらは都度揚げている様子。
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まず薬味と七味、後からうどん登場。薬味入れてしっかり混ぜてから食べるよ~。麺は平打ちの太麺、茹で置きっぽい柔麺ではあるのだが、博多の製麺所仕入のうどんのような弱さはなく、なんというか「しっかりとした柔らかさ」って感じかな。麺の幅にもややムラがあって面白い。そこに絡むのは溜まり醤油、伊勢うどんっぽいがあちらに比べると甘さも辛さも控えめで、うどんの味を引き立てる脇役に徹している印象。さらに薬味の揚げ玉は業務用とは思うがしっかりとした歯応えとコクが楽しく、ネギもフレッシュで香りも歯応えもいい。最後はうどんでこそげとるように、ネギの欠片まで完食。
「わざわざ食べに来たくなる柔麺」というと大袈裟かな、でも期待以上の一杯でした。次は気になる「かまぼこ天」かな、あと今日は客が多かったようで、13時過ぎには品切れ閉店だったそうです。どうぞ早めのご来店を。

三井うどん店
まぜうどん(冷) 350円 ☆4.0
小郡市井上1027-5 11:00~15:00 不定休(次の休みは7月10日(月))


さて二麺目どうしようかな、と考えてふと思いついたのが西鉄久留米駅近くの「麺志」。というわけで南下、駐車場探してたら90分100円のを発見。よし、ついでに久留米の街歩きでもするか。とはいえ真っ先に「麺志」に向かう。あ、ココ以前別のラーメン屋だった場所だな。券売機でデフォのラーメン「道」をチョイス、空いてる席に案内されたが、次の客からは満席にて待ちとなった。おお、ギリギリだったやん俺。
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麺はラー麦使用の平打ち気味の細麺、久留米っぽくない麺だが食感も味もしっかり俺好み。スープは純豚骨、しっかりと力強い味わいで油っ気も塩気も程よいところ。臭みも無く、女性客が多いのもうなずける。チャーシューは厚みも大きさもあるのが1枚、ホロホロに柔らかい今風の仕上がり。海苔の口溶けの良さもネギのフレッシュさも隙が無い。割とあっという間に麺完食。
特に麺が好みのタイプで良かったな。バランスもいいし、近くの店であれば足繁く通いたくなる味。ただ、福岡から久留米まで来るとしたらもう一つ個性が欲しいかな。次回はもう一つの看板であるらーめん「志」を頂いてみようかな。

久留米らーめん道 麺志
らーめん 道 550円 ☆4.0
久留米市東町39-2 11:00~15:00&18:00~24:00


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その後は西鉄久留米駅からこの辺まで街歩き。麺情報はあまり無かったけど(あ、「中華うどん一平」に「梅中華うどん」が出てたよ!)楽しい時間でした。また来るよ久留米~。

侍.うどん@美野島 ~武蔵のうどん~ 

宮本武蔵 850円 ☆4.0
福岡市博多区博多駅前4-36-20
Facebookあり

今日のお昼は「侍.うどん」。正午ちょい前の入店で空き席はカウンター2席のみ。その後もほぼ満席を保ちつつ待ちは出なかった。狙いのメニューは「宮本武蔵」。先日のうどんパラダイス福岡で武蔵野うどんの「国分寺甚五郎」と出会い、感銘を受けて創作したメニューだそうで。辛いのとかトマト入りとかもあるようだが、普通でオーダー。待つかなと思っていたのだが、ほとんどの客に提供済みだったのと、直前の客のオーダーが「宮本武蔵」だったってのもあって、さほど待たずに麺登場。
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すげぇエッジが立った麺は太麺で幅に少々のブレがある。見た目通りの剛の歯応え、噛みしめるほどに甘さを感じる。対するつけ汁は出汁と醤油と肉の風味が入り交じり、そのまま飲めなくもないくらいの塩気。ツルッとした麺にはあまり味が乗らず、具と一緒に食べて丁度いいくらい。具は豚肉、イカ天(お菓子のヤツ)、ゴマ、ネギ、麺の上に糸海苔とレモン。このイカ天が、最初は歯応えがいいし、途中でつゆを吸ってもコクがいいし、ただの天かすと違ってイカの風味もいい。豚肉は結構量があり、大ぶりのはいいんだけど、煮込みすぎてグズグズのもかなり混じってた。コク出しにはいいんだけど食感はあまりよろしくない。ゴマや海苔は濃い味のつゆの中でも結構いいアクセント。終盤はレモンを麺に搾って酸味も楽しみつつ、つけ汁の大半まで完食。
豚肉の質が上がれば、本場の武蔵野うどんも超えるかもと思わせてくれた一杯。まあ武蔵野うどんは一度しか食べたことないんだけどね。さてメニューを眺めると以前とは結構変わっているようで。次はお手頃価格のを狙ってみようかな。

中華そば おさみ & うどん不動庵 @うきは 

今日の麺ドラは朝倉からうきは方面。農産品を探しつつだけど、ちょっと端境期っぽくてあまり欲しいものがなかったけど。お昼の目的店、ある店は駐車場が無く、ある店は駐車場が満車で、フラれフラれて辿り着いたは吉井町。なんか町中でフリーマーケット的なイベントやってるみたい。さて「おさみ」を見に行ってみると……お、待ちの客がおらん上に新商品も出てる。じゃあ一麺目はここだな、と券売機で「海老そば」の食券を購入。ちょうど空いてた1席に通される。が、この店は仕事が丁寧なのでここからが長いのだ。結局30分弱待って麺登場。
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麺は中細、説明書きによれば低加水麺だそうだが、モソッとした感じもなくムッチリとした歯応えがいい感じ。スープは海老の頭のダシと鶏ガラを合わせて味噌仕立てだそうで。甘めの味噌の風味が利いているが、それ以上に海老の風味が力強い。鶏ガラは下支えになってるかな。この海老の香ばしさとコクはいいね。さらに途中からはバターが溶け、塩気とコクが加わってくる。バターと甲殻類は相性がいいからねぇ。具のチャーシューはモモ肉かな、薄切りが2枚。硬かろうと思って食べたら意外とムチッとした食感。他の具はミズナとネギ、キクラゲっぽく見えるのはダシ殻であろうコンブの細切りと鰹節とシイタケであった。最後はスープまで完食。
いやぁ、この店らしい創作力の高い一杯。ちょっとお値段はするけど、オススメですぜ。期間限定と書いてあったんで、気になる方はお早めに。多分、夏の冷やしメニューが完成するまでの提供じゃないかな。

中華そば おさみ
海老そば 880円 ☆4.0
うきは市吉井町1242-1-6 11:30~14:30&18:00~20:00 水木定休


で、「おさみ」の事をインスタに書いてたらコメントがつく。「ホントは今日そちらに行くつもりでした(笑)あと、うどんの不動庵に(笑)」へぇそうだったんだ。ていうか不動庵か、いいね。じゃあ二麺目は「不動庵」にしよっと。店名の由来や店主さんの出自などは山田さんトコに詳しい(丸投げ)。ナビに店名入れて移動、14時前に店に辿り着くが、広めの駐車場がほぼ空っぽ。終わっちゃったかな、と恐る恐る店を見に行くと暖簾は掛かっている。ドアを開けると先客ゼロのようで店の方3人が談笑していた。まだいいですか~と確認して、座敷席の方に上がらせてもらう。うどんメニューはオープン当初と変わっておらず、増えたのは天ぷらとかしわおにぎり。あと大盛り。オーダーは「ぶっかけうどん」と「とり天」。オーダー後に麺を茹でるんでやや時間はかかる。待ってる間に後客3組、あと営業確認の電話が1本。
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うどんは太麺、エッジが立ちつつわずかに角が取れた感じが艶っぽい。つゆを絡めて啜れば、表層はやや柔らかく、しかし噛み込むほどに抵抗感が増していく、ふんわり讃岐スタイル。長さもあるんでコレは1本ずつしか啜れない。つゆは淡い琥珀色、塩気もダシ気もしっかり強め。うどんの上には鰹節、天かす、青ネギ、ゴマ、脇には大根おろしとショウガとレモン。薬味たちが一口ごとに味を変化させてくれる。とり天は大ぶりのが2個、この値段でこの量は嬉しいね。ザックリとした歯応えのムネ肉、ちょい強めの揚げ加減、下味の強めの黒コショウが、どことなくフライドチキンを思わせる(笑)。最後は薬味までなるべく残さないように完食。
店の外観や風景、内装(特に畳)、接客応対、全て含んで大御馳走。ゆったり流れる時間の中でうどんを楽しむのもオツなモノ。次は「かけうどん」に、季節の野菜6種の天ぷら「季節のうきは盛り合わせ」をいただいてみたいな。

うどん不動庵
ぶっかけうどん+とり天 510+140円 ☆4.0
うきは市浮羽町流川543-2 11:00~15:00 月曜定休(祝日は翌日振替)

みおせるさん東京で勉強そこそこに麺食べる 

さて、朝食。日頃は朝食なんざ食べない俺だが、旅先となると話は違う。ていうかむしろ、この店で朝食を食べるために五反田に宿を取ったのだ。讃岐でも通用すると言われた名店「おにやんま」。今日は『冷「並盛」肉ぶっかけ』をチョイス。食券買うと同時に店内にオーダーは通っているので、ほとんど待たずに麺登場。
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冷たく締められた麺は中太、「硬い」という言葉とは無縁のムッチリ感と引きの強さ。ぶっかけつゆはそのまま飲めるくらいの塩気、かっちりダシも利いていて甘さ辛さのバランスもいい。肉は福岡とは違い甘さはごく控えめ、油っ気も程よく落ちてふんわり柔らかく、うどんにいい感じに寄り添ってくれる。サクサクの揚げ玉とか入れつつ、最後はつゆまで完食。
ホント、食べれば食べるほどに惚れる美味さ。次は何を食べようかな。東京来る時はまた来るからね。

おにやんま
冷「並盛」肉ぶっかけ 530円 ☆4.5
品川区西五反田1-6-3 7:00~翌3:00(日祝~24:00) 無休


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某セミナーの昼休み。渋谷と言えばラーメンの名店も多いが、今日はあえてのうどんなのだ。セミナー会場から徒歩1分のところに今月11日にオープンした、その名も「久留米うどん」。
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古い雑居ビルの4階に、白を基調とした小さくてオシャレな店。外観と内装にかなりのギャップ。メニューを見ると、あ、ごぼう天がある。じゃあそれで。
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麺は細麺、角も何もない茹で置き麺。それをすめで軽く煮込む。「久留米荘」に近いスタイルかな。唇で噛み切れるてろてろの麺は、煮干しの風味がしっかり染みている。すめはもちろん煮干しベース、塩気は控えめで香りの強さの割には優しい味わい。ごぼう天はやや厚みがある切り方、軽く茹でて揚げているのか、ザックリとした歯応えのが10個以上。最後はすめまで完食。最初は「お玉よりレンゲの方が嬉しいかも」とか思っていたが、このサイズの丼であれば直接丼を持ってすめを飲む方がいいじゃないか。
いやぁ、よくぞこのスタイルのうどんを東京、しかも渋谷で出しちゃったな。どうか頑張って、渋谷に久留米の味を広めてもらいたいなぁ。

久留米うどん
ごぼう天 580円 ☆3.5
東京都渋谷区神南1-20-8-4F 11:00~15:30 土日祝定休
Facebookあり


セミナー終了。この時間なら、諦めてたあの店の夜の部の開店時間くらいに間に合うんじゃないかな。よし、チャレンジ! 地下鉄で最寄り駅まで行って地上を歩く。確か席数12だったから、20人くらいの行列なら並んでみようかな、とか考えつつ店に着くと……開店5分前で待ちゼロ(笑)。今思えば、平日だからなぁ。まあ良かった良かったと、「麺や 七彩」の開店をしばし待つ。やがて暖簾が掛けられ店内に案内される。券売機で迷わず「喜多方らーめん(煮干)」の食券を購入。麺量は並・中・大が同料金で選べるが、並でお願いする。席に座ると、店主さんの麺打ちが始まる。そう、ここは打ち立てを楽しめるラーメン屋なのだ。粉がだんだん生地になり、切られて麺になり、圧縮されて縮れ麺になる。見ていて飽きないその動き。
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麺は縮れた平打ち太麺、ピチピチと跳ねる活きの良さ、そしてムッチリとした歯応え。流石の美味さやなぁ。スープは割と上品に、しかししっかりと煮干しが利いている。醤油もキリッと香り、油っ気も程よい感じ。具はチャーシューがバラ肉とレアなモモ肉の2枚、そして超細切りのメンマが味も歯応えも結構な存在感がある。これは自分でも真似してみたいかも。キュウリの細切りと和えたりね。最後はスープの大半まで完食。
手延べラーメンはたまに聞くけど、こういう形で手打ちするラーメンってのは他に記憶がない。貴重な体験でした。次は「喜多方らーめん(醤油)」、あるいは「つけ麺」も食べてみたいかも。

麺や 七彩
喜多方らーめん(煮干) 820円 ☆4.0
東京都中央区八丁堀2-13-2 11:00~15:30&17:30~22:30(土・日・祝11:00~21:00) 第3火曜定休
HPあり